バクテローズとは

正式名称 アグロバクテリウム ラジオバクター剤 

バラの根頭がんしゅ病対策として有効な生物農薬です。
あらかじめ根頭がんしゅ菌の近縁種(無害)に感染させることで有害な根頭がんしゅ菌の生育を阻害します。
※安くはない上に手間のかかる農薬ですので、苗の価格はその分高くなります。
でも、多少高くてもガンシュの不安の少ない バラ苗を求める層のために、使用の有無を明言してくれると助かるのに…という思いからこのページを作成しました。 (ていうか、私のようなガンシュがトラウマな人用のメモみたいなものです)
あくまで予防剤
すでに感染した苗には効果がありません。
処理時期について
バクテローズ使用業者と一口に行っても、それを行う時期は様々です。
台木用のノイバラが芽吹いてすぐバクテローズ処理を行うところもあれば、ある程度育って接木する時まで行わないところもあります。
なるべく早期にバクテローズ処理することが望ましいと推測されます。
バクテローズが全てではない
がんしゅ菌は様々な系統が存在するため、その中にはバクテローズに抵抗性のあるがんしゅ菌が存在する可能性もあります。
また『バクテローズを使用しない』=『がんしゅ病対策をしていない』ではありません。 がんしゅ病に強い台木の採用や台木の畑の消毒など、がんしゅ対策は他にもあります。

参考資料:バラの病気と害虫 見分け方と防ぎ方 長井雄治著

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