パパ・メイアン

Papa Meilland (HT)

1988年 殿堂入り

このバラについて

黒バラの代表種らしいです。私には"真っ赤なバラ"にしかみえませんが。

それよりこのバラのすばらしさは香りです。かおり。
私のように鼻がバカで視覚重視の人間でさえ、この濃厚な香りには降参です。
香りの系統はダマスクなので、コテコテのバラの香り。

おまけにこのバラは決して香りだけのバラではありません。
大輪の真紅の花は多くの現代人がイメージするバラの花そのもの。
これでこそバラ!っていうポイントを見事についたバラだと思います。
さすがバラの殿堂入り品種。

難点いろいろ

ただし、バラらしいでっかいトゲがついています。
あと、花つきはあまりよくありません。開花は春と秋、あとは夏にも気が向けば一つ二つ、ってところです。
さらに黒点病にも弱め。
花持ちが悪いので、平日に開花されたら泣くしかありません。
(仕事行って帰ってくる頃には開ききってる)

古い時代のバラ

最近の人気品種は、
・耐病性あってナンボ。
・絶え間なく花をつけてアタリマエ。
・香りはシャンパンだのアニスだのおしゃれなものに例えるのがイケテマス。
・剣弁高芯なにそれオイシイノ?
…って感じなので(少なくともカタログ見る限りはね)、 もしパパメイアンが近年の作出だったら殿堂入りはしてないだろうなぁ、とも思います。

ピースと並んで、古き良き時代のバラですね。
ていうか、メイアンさんこのバラ改良してパパメイアン21stとか作ってくれないですか?(剣弁高芯よもう一度)

2010年10月

栽培メモ

※私の栽培経験に基づくデータです。一般的なものとは違う可能性があります。
系統
ハイブリッド・ティー
購入
某園芸センター・新苗
連続開花性
香り
花形
剣弁高芯
大きさ
大輪
樹高
160cm(鉢植)
樹形
直立
樹勢
枝ぶり
トゲ
花持ち
倍数性
4倍体
照り葉
Chrysler Imperial(濃赤色のHT)
Charles Mallerin(濃赤色のHT)

その他の写真

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