このバラについて
もう何ていっていいのかわからないバラです…。
ガーデンローズ界の高級ブランド・ギヨーの作出でありながら、なんとも微妙すぎる。
別にイングリッシュローズが最高とはいわないけど、オースチンならこういうバラは世に出さないだろう、とさえ思う。
まずオルソラ・スピノーラってどんなバラ?って聞かれたら、
『よくわかんないバラ』としか答えようがない。
花のかたちがころころ変わる。
花の色でさえころころ変わる。
香りはわけわかんないほどにムラがある。
基本的に房咲きの中輪の花が咲きます。
花は写真のように薄ピンクだったりあるとき急に濃くなったり、かと思えば白かったり。
ラベルでは可愛いブラッシュピンクだったのに…。
しかも最初の1,2年はまともな花が咲きませんでした。
ローズピンクの複輪もあまりでません。
ただ、たまにやたらきれいなカップ咲きの花が咲きます。
香りは殆どの場合においてありませんでした。
これまた、たまに強香になりますが、安定しません。
枝はザ・フェアリー並みの横張りです。
場所を取りますがその割りに花付きはよくありません。
トゲがきついのでお手入れ大変です。
根元にはえたカタバミの除草は決死の覚悟で行ってます。
しかも黒点病に弱いんです。
なんだか…もしかしてこのバラいいとこなしか!?
いや、そんなことはありません。
花が安定しないのは、いつも違う顔を見せているだけです。
香りが安定しないのも、いつも香りがあっては香りのありがたみが失せてしまう事を知っているからです。
横張りなのは、十分スペースをとってほしいことへのアピールです。
手がかかるのは、そうすることで人間の愛情が増すことを願っているからです。
そういうことにしておきましょう。
ネットで検索すると結構みんなに愛される様子なので、きっと育て方にもよるんでしょう…。
あ、連続開花性はなかなかのもんです。
真夏でも良く咲きます。
まぁ、花型はさらに悪くなるけど…