私は専門家でも何でもない、ただのアマチュアのザコ園芸家です。
よって、このページは専門に研究されている方が見たら卒倒してしまいそうなくらい いい加減な内容かもしれません!
その事を御承知の上で読んで頂けると幸いです。
詳しい知識をお持ちの方、誤りを見つけた場合はご指摘のメールを送っていただけると嬉しいです。
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私は難しいハナシは考えたくありません(笑) よって、倍数体がどうのとか余り気にしません。
受粉する時は受粉する、できない時はできない、それでいいのです。
しかし、『バラの交配と倍数性』の関係は交配を行う上で 知っておくと便利な知識(らしい)ので及ばずながらこの場でご紹介します。
要は何セットの染色体を持っているかということらしいです。
原種バラは種類や個体により二倍体から八倍体までさまざまですが、
改良品種の主流は二倍体と四倍体です。
しかし、改良品種でも品種によっては三倍体あり五倍体あり、六倍体もそれ以上もあります。
その中で、三倍体や五倍体は交配が難しいです。
いくらやっても交配成功しないバラは、奇数倍数体のバラかもしれません。
倍数体 | 染色体 イメージ |
繁殖能力 (稔性) |
特徴 |
---|---|---|---|
二倍体 | ○● | ○ | 父母から1つ(1セット)ずつ染色体をもらった品種です。 小輪のポリアンサは殆ど二倍体です。 |
三倍体 | ○○● | △ | 片親から1セット、もう片方の親から2セットの染色体を受け継いでいます。 |
四倍体 | ○○●● 他 |
○ | 合計4セットの染色体をもちます。
二倍体に比べ晩成になりますが、葉や花が厚く大きくなるそうです。 モダンローズの主流。 |
五倍体 | ○○○●● 他 |
△ | 合計5セットの染色体を受け継いでいます。 |
六倍体 | ○○○●●● 他 |
○ | 合計6セットの染色体をもちます。 |
要は○倍体の○(数字)を足して2で割れってことらしいんですが…
組み合わせ | 交配 | 子の倍数体 |
---|---|---|
二倍体×二倍体 | ○ | 二倍体 |
四倍体×四倍体 | ○ | 四倍体 |
二倍体×四倍体 | △ | 三倍体 |
二倍体同士、四倍体同士を掛け合わせる場合、特に問題ありません。
生まれてくる子も交配に使えます。
二倍体同士の親から生まれた子は二倍体です。(四倍体も同様)
二倍体と四倍体を掛け合わせる場合、確率は低くなりますが、子はできます。
特に二倍体のバラを母樹に、四倍体を父樹にすると上手くいきやすいようです。
しかし、生まれてくる子は殆どが三倍体で下手すれば不稔性です。
なぜ三倍体のバラは不稔性なのかということについては、>>三倍体のバラで。
五倍体、六倍体のバラも理屈は同じです。
さてここで問題になるのが「交配に使おうと思ってるこのバラは何倍体?」
ということだと思うのですが、私はわかりません!ごめんなさい…
まぁでも大丈夫。>>HelpMeFindのsearchでバラの名前を検索してみましょう。
Ploidyの所をみるとそのバラが何倍体なのか書いてある事があります。
また、系図から推測することもできます(>>品種別倍数性下記参照)