気をつけることとか
交配とバラの負担
多くのバラ栽培に書かれた本では、
『花が終わった後は種をつけないように花がらを取り除きましょう』とかいてあります。
そうすると次の花が上がってくるからというのもありますが、
種をつけさせると株が消耗するというのも理由の一つです。
花を咲かせて子孫を残すことはバラの最終目的ではありますが、
種をつけることはバラにとって負担でもあるわけです。
実際にバラに種(ローズヒップ)をつけさせると成長が鈍り、花も少なくなります。
弱い品種の場合、下手すれば株を弱らせかねません。
(一季咲きのバラならまた話は別ですが)
なので、種子親(母親)になる株は充実した健康な株を選びましょう。
同じ株に2年連続で種をつけさせないようにするのも手です。
ちなみに花粉親は何も気にしなくて大丈夫です。
もちろん花粉を取るために新苗なのに咲かせっぱなしとかはお勧めできませんが…
交配後につけるタグについて
受粉の終わったバラにはタグをつけますが、そのタグは少なくとも数ヶ月間つけっぱなしになります。
きっちり留めておきましょう!
特に嵐の前にはしっかりとまっているか確認しておいた方がいいです。
油断すると台風が来たときに吹き飛ばされます。
我が家で2009年に交配した分のタグはすべて強風で吹き飛びました。
おかげで花粉親がすべて不明という事態に…
ローズヒップから種子を取り出すときは慎重に
けがをしないように注意しましょう。
ハサミで手を切るかもしれません。
取り出すときに種子が飛び出て眼球直撃するかもしれません(実話)
楽しむためのバラ栽培で痛い思いをするなんていけません。
万一のことを考えて、防御策は万全に。
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