スーブニール・ドゥ・ラ・マルメゾン

Souvenir de la Malmaison (B)

世界バラ連合の"オールドローズの殿堂"入りを果たした8種のバラのうちの一つ

このバラについて

とても有名なブルボン系のオールドローズです。

樹形はブッシュで扱いやすいし、
四季咲き性はとても強い。
春からお正月位まで咲いています。
モダンローズでさえこんなによく咲く品種は少ないかもしれません。
三倍体でローズヒップをつけないためか、花ガラを放置しても次の開花がちょっと遅れる程度で問題なし。

詳しく調べたことはありませんが、剪定から開花までの期間も短い気がします。

花首は短く、2,3輪の房咲きになります。

香りは複雑な香り。スパイシーと言われればそうかもしれません。
強香というには弱い気がしますが、心地よくて気持ちがすっとするような、すばらしい香りであるのには間違いないと思います。

花持ちは意外と良いです。
花径は開ききった状態で10cm程度。大輪と呼んでもさしつかえない?
花びらが痛みやすく雨に弱いですが、ウチではボーリングはしたことないです。

写真と違う?

今ではお気に入りのバラですが、最初に花を見た時は『大 失 敗』と思いました。
今では笑える話ですが、当時の自分はまだ疑うことを知らないピュアなお年頃だったので、 販売業者の写真を100%信じきっていたのです。
業者のサイトに載っているような麗しいピンクのディープカップのバラの花を見て、当然のようにそのようなバラが咲くものと思っていました。

で、咲いたのはお皿のように平べったい白っぽい花!
…その瞬間からピュアな自分は消え、今のような業者の写真は100回疑ってかかるイヤ~な奴になったのです。

といっても、別にその業者の写真がサギだったわけではありません。
咲き始めは確かにカップ咲きで、透明感のある白ピンク。
ただ、その姿が長くは続かないだけで…。
カップ咲きはあっという間にシャローカップになり、退色し、最後はお皿の姿で数日間を過ごします。

そんな訳で最初はどうしても好きになれなかったのですが、いつのまにかお気に入りのひとつになりました。
健気に次々咲いてくれるこのバラ、嫌い続けるのなんて無理です。

お皿のお花も慣れれば可愛い。
剣弁高芯好きの家族からは『香りはいいけど、バラらしくない』と未だに不評ですが…。

栽培メモ

※私の栽培経験に基づくデータです。一般的なものとは違う可能性があります。
系統
オールドローズ・ブルボン系
購入
ジョイフル本田・鉢苗
連続開花性
香り
花形
ロゼット
大きさ
中大輪
樹高
120cm(鉢植)
樹形
やや横張り
樹勢
枝ぶり
細め
トゲ
花持ち
並~良
倍数性
3倍体
ツヤのある丸みをおびた葉
Madame Desprez (B・赤紫?)
不明(ティー系)

その他の写真

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