このバラについて
バラの改良品種の中で一番強い品種は?と聞かれたら、
私は間違いなくこのバラだと答えます。
エリザベス女王※の名は伊達じゃありません。
(※このバラがささげられたのは現女王である2世の方ではありますが…)
我が家で長い間(4半世紀以上)放置栽培されていたバラですが、
それでも毎年春と秋には見事な花を咲かせてくれていました。
そんなバラですからまともに施肥をするようになってからはもうすごいです。
太いシュートをガンガン出して、
春から晩秋まで絶えまなく開花するようになりました。
大輪房咲きのグランディフローラ第一号です。
ただし、グランディフローラは日本ではHT扱い。
バラを始めたばかりの頃はクイーンエリザベスはHTだからと側蕾をつんでしまい、
せっかくの房咲きを無駄にしてしまっていた事もありました。
クイーンエリザベスはやはり房咲きになった姿が見事です。
黒点病にはかかります。が、他のバラと違い、
それによって生育が衰えるということは殆どないように思います。
黒点にかかった葉っぱが落ちることも少ないようです
花はくせのない澄んだピンクで、花びら少なめのふわふわした花です。
香りは弱いものの、心地よいティー系の香りがあります。
背はかなり高くなります。
肥料をやって剪定はサボってると、どんどん高くなって一年で2m越えは確実。
せっかくの花が見えないということになります。(2階から見たいなら好都合かも…)
ただし、枝が太いので支柱の必要はありません。ついでに超の付く直立性なので横のスペースは殆ど必要としません。
本当に手のかからないバラです。
葉っぱは椿のような大きな照りってりの葉。
癌腫ショック2009
我が家にある3本あるクイーンエリザベス挿し木苗のうち
鉢で育てていた個体がここ2年ほど調子が悪い。
シュートが出ない、枝が細い、春秋しか花が咲かない…(ひや汗)
まさか、と思って根を見てみたら、
エアスポット+ネコブセンチュウ+癌腫という最凶コンボでした。
土を落とす度に簡単に取れないはずの根っこがぽろぽろ取れて行き、
最後には下の写真のような姿に…
もうガンシュしか残ってません(泣)
本来廃棄すべきなのですが、思い入れのある個体なので
思いっきり切り詰めて鉢に植えかえするに留めました。
大きさが分かるように置いた蒟蒻畑ぶどう味。特に意味はありません。
(撮影の後でおいしく頂きました。)
せめて去年のうちに発見できなかったのかと悔やみ、
購入したてではない株の初めての癌腫発症にショックを受け、
これからは植え替えをさぼらないようにしようと心に決めました。
※私の栽培経験に基づくデータです。一般的なものとは違う可能性があります。
- 系統
- ハイブリッド・ティー
(グランディフローラ)
- 購入
- 元々あった
- 連続開花性
- 強
- 香り
- 弱
- 花形
- 丸弁高芯
- 大きさ
- 大輪
- 樹高
- 200cm(地植)
- 樹形
- 直立
- 樹勢
- 強
- 枝ぶり
- 太
- トゲ
- 並
- 花持ち
- 並
- 倍数性
-
- 葉
- 照り葉
- 母
- Charlotte Armstrong(濃いピンクのHT)
- 父
- Floradora(オレンジのF)
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