このバラについて
とても四季咲き性が強いバラ。
薄い花びらがぎゅうっと詰まったコロコロの花が房咲きになる様が可愛らしい。
花首が弱くて下を向いてしまうのが残念。
…といっても半開きのコロコロ状態の時まではがんばって上を向いてます。下をむいてしまうのは開ききったころ。なんだか面目なさそうです。
とても四季咲き性が強いバラ。
薄い花びらがぎゅうっと詰まったコロコロの花が房咲きになる様が可愛らしい。
花首が弱くて下を向いてしまうのが残念。
…といっても半開きのコロコロ状態の時まではがんばって上を向いてます。下をむいてしまうのは開ききったころ。なんだか面目なさそうです。
花びらが薄いので雨に当たるとほぼ100%の確立でボーリングします。
また非常にうどん粉に罹りやすく、
うどん粉病の出ない我が家でうどん粉病になった唯一のバラです。
上記の欠点は雨に当てないことで解決できます。
(あるバラ園ではまるで牡丹にするように地植えの粉粧楼に傘をかぶせていました)
このバラは、1000年近く前の中国で作出されたバラだと言われてましたし、私自身もそう信じてました。
ところがネットで偶然行き当たったコラムにびっくり。
実はこの粉粧楼、チャイナローズの血をひくものの、チャイナローズではありません。
オールドローズでもありません。
クロチルド・スーペールというヨーロッパ生まれのバラでした。
正確に言えば、1890年前後にルクセンブルグで作出されたポリアンサのようです。
世界バラ会議で正式発表されたとか…
そして2008年に発行された『趣味の園芸』でも
『パティオローズのクロチルド・スーペール』となっていました。(粉粧楼という名前に併記してある形でしたが)
確かにFen Zhang Louを英語ページで検索してもほとんど出てきません。
Clotilde Soupertだと沢山出てきます…写真を見る限り同じバラです。
そして樹形。いわれてみりゃあポリアンサです。
なぜクロチルド・スーペールが粉粧楼となったのかは私は知りません。
日本人には粉粧楼の方が素敵に響くからでしょうか。
(…にしても作出年はサバ読みすぎだと思うのです)
2010年現在、業者の大半はこのバラをチャイナローズとして販売しているようです。
(知ってか知らずかは不明ですが)
どんな名で呼ばれようと、このバラが広く愛されるバラであることに違いはありません。
でも系統ぐらいは訂正してあげてほしいと思います。
分類が違えば扱い方も違うわけで…
ポリアンサでありながらチャイナローズと同じ手入れをされてしまうことが、いいことだとはどうしても思えません。