このバラについて
写真では取り立てて特徴の無い、退屈なピンクのバラに見えるかもしれません。
(というか私はそう思ってました)
ですが実際に咲いた花を見てその考えは間違いだと気づきました。
輝くようなサーモンピンクの、堂々とした大輪の花です。
しかも花もちいいし。香りもいいし。
写真では取り立てて特徴の無い、退屈なピンクのバラに見えるかもしれません。
(というか私はそう思ってました)
ですが実際に咲いた花を見てその考えは間違いだと気づきました。
輝くようなサーモンピンクの、堂々とした大輪の花です。
しかも花もちいいし。香りもいいし。
私がバラ栽培で参考にしているのが長井雄治氏著の『バラの病気と害虫』という本。
そのなかのコラムの一つに、『バラは耐病性が強いといわれる品種でも、結局病気になってしまうものばかり』(要約)といった内容が書いてありました。
それは本当にそのとおりで、バラ業者の言う『耐病性に優れたバラ』とは
"病気にかかってもあまり広がらないバラ"とか
"黒点で葉っぱが落ちてもちゃんと花をつけてくれるバラ"とか、
殆どそんなものしかないのが現状です。
女子のいう『○○ちゃんは可愛いコだよ』ぐらいの信憑性しかありません。
しかし、これには続きがあります。
続きにはこう記されていました:
『だが、ピンクパンサーという品種だけは黒点病にもうどん粉病にも感染しなかった』(要約)
みたいなことが。
病気にならない?しかも黒点病にならない?
そんなすばらしいバラが存在するならぜひ手に入れねば!と新苗を購入したわけですが…
結論から言うと、黒点病にはかかりました。
ただし黒点病多発地帯の我が家で、しかも新苗で、薬剤散布一切無しで放置した結果、数ヵ月後にかかったという程度です。
2年目となる今年は同じ条件でもだいぶ丈夫になってきたようで、9月現在、下のほうの葉にちょっとだけ黒点が出ている程度です。
なお、我が家ではうどん粉は出ないので、うどん粉病についてはわかりません。
結局どういうことかというと、このバラの耐病性の強さには疑いようがありません。
すべてのバラがこれほどの耐病性を持っていればバラ栽培がどれほど楽になるか…。
しかし、我が家では葉っぱ一枚すら黒点病にかかったことが無いバラがあるので、耐病性no.1のバラだとは言えません。
(ルゴサ系の>>フィンブリアータ。)
ちなみに耐病性目当てに買ったバラですが、花もすばらしいです。
2年目の今現在、花つきが少ないのが難点ですが、シュートをガンガンだすので咲いている暇がないだけかもしれません。
クイーンエリザベスと並ぶ強健種です。
ただし、個人的にはピンクパンサーという名前はイマイチ…